エアコンプレッサーの耐用年数は?目安・長持ちの秘訣

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2024/02/14

エアコンプレッサーの耐用年数は?目安・長持ちの秘訣

エアコンプレッサーは、自動車工場から建設現場まで、多岐にわたる業種で欠かせない機器です。そのエアコンプレッサーを効率的かつ長期的に運用するには耐用年数を正確に理解しておくことが不可欠でしょう。

今回は、エアコンプレッサーの耐用年数について詳しく解説し、エアコンプレッサーを長持ちさせるための秘訣や、避けるべき一般的な故障原因についても掘り下げていきます。

 

エアコンプレッサーの耐用年数は?

エアコンプレッサーの耐用年数は?

 

エアコンプレッサーの会計上の耐用年数は、業界によってさまざまです。
 
たとえば、自動車整備業におけるエアコンプレッサーの耐用年数は15年と法的に定められています。この耐用年数は、自動車整備用のコンプレッサーに特化したものであり、タイヤの空気充填など特定の用途での耐用年数となります。
 
一方、金属加工業ではエアコンプレッサーの耐用年数は用途によって異なります。金属被覆や彫刻業用のエアコンプレッサーの場合は、一般的に耐用年数は6年です。それに対して金属製品製造用の設備ではエアコンプレッサーの耐用年数は10年とされています。
 
このようにエアコンプレッサーの耐用年数は業種や用途によって異なるので、正確な耐用年数については耐用年数表を見たり、会計の専門家に確認したりするようにしましょう。
 
また、上記はあくまで会計上の減価償却をするための耐用年数なので、いわゆる故障するまでに想定される年数とは異なることにも留意が必要です。

 
 

エアコンプレッサーの主な故障原因

エアコンプレッサーの主な故障原因

 

エアコンプレッサーの実質的な寿命を長くするためには、エアコンプレッサーで発生する故障の原因を理解しておく必要があります。エアコンプレッサーが故障する主な原因として、以下5つが挙げられます。
 
 ・ゴミが詰まっている
 ・冷媒が漏れている
 ・コンプレッサーが劣化している
 ・過酷な使用環境になっている
 ・ドレン水の排出忘れている

 
 

ゴミが詰まっている

ゴミがフィルターに絡むと、フィルターが目詰まりを起こしてしまい、圧力が上がらなくなったり、吐出空気量が減ったりしてしまいます。工場の中や屋外では、鉄粉、石粉、研磨粉、木屑などの微粒子が飛来しているので、これらがフィルターの目詰まりの原因になります。

 
 

冷媒が漏れている

コンプレッサーには、集めた熱を圧縮して、熱を放出しやすい温度に調節する冷媒があります。冷媒が、配管工事での工事不備や溶接不良などの影響で外気に漏れてしまうと、内部のオイルも一緒に漏れてしまいます。
 
オイルが漏れると、コンプレッサー内のオイルが不足し、オイル不足は内部部品の摩擦の増加や温度の上昇を招くので、コンプレッサーの故障リスクを高めてしまうでしょう。

 
 

コンプレッサーが劣化している

コンプレッサーが劣化すると、故障の原因になります。コンプレッサーの寿命は約10年なので、少なくとも10年ごとの部品交換やメンテナンスが推奨されています。

また、吸い込み空気の温度が高くて潤滑油の劣化が早まる環境で使っている場合や、エアコンプレッサー同士を近づけて運転している場合は、温度影響により劣化が早くなってしまうでしょう。

 
 

過酷な使用環境になっている

過酷な使用環境でエアコンプレッサーを使い続けると、故障を招きやすくなります。たとえば、工場内の室温が40度以上になっていたり、逆に0度以下になっていたりすると、潤滑油の劣化やドレンの凍結を招くので故障リスクが高まります。
 
また腐食性ガスが滞留していたり、エアコンプレッサー同士を近づけて運転させることも寿命を縮める要因になってしまうでしょう。

 
 

ドレン水の排出忘れている

ドレン水の排出を忘れることも故障原因の一つです。たとえば梅雨時や雨の日など湿度が高い場合、空気タンクで冷やされた空気はドレン水となります。1日の作業終了後・帰宅前に毎日ドレン水を排出することが原則ですが、ドレン水をまったく抜かずに空気タンクの半分以上がドレン水で満たされたまま使用されているケースもあります。
 
そうすると、コンプレッサのON/OFFが激しくなり圧力スイッチや電磁開閉器(マグネットスイッチ)が焼付いてしまい故障の原因になるのです。空気タンクのドレン水の排出を知らないお客様もいるので、特に必要がです。

 
 

エアコンプレッサーを長持ちさせる秘訣

エアコンプレッサーを長持ちさせる秘訣

 

エアコンプレッサーの寿命を延ばすためには、専門的な知識に基づいた定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。ここでは、エアコンプレッサーの長持ちさせるための具体的な方法を解説します。

 
 ・定期的な清掃を実施する
 ・運転時間を適切に管理する

 
 

定期的な点検を実施する

エアコンプレッサーの定期的な点検は、故障の早期発見と予防に不可欠です。たとえば、少なくとも年に一度は全体的な点検を実施し、エアフィルター、冷却システム、ドレンシステムのチェックを徹底すると、故障のリスクを最小限におさえられます。

 
 

運転時間を適切に管理する

長時間の連続運転は、故障のリスクを増加させる可能性があります。エアコンプレッサーは、一度運転を開始するとほぼ休みなく動き続けるからです。しかし、少しでも寿命を長くするには、定期的に電源を落として休止する時間を設けることも大事です。

 
 

修理の手間が不安ならサブスクも検討しよう

修理の手間が不安ならサブスクも検討しよう

 

エアコンプレッサーの寿命を少しでも延ばすには、故障の原因を理解した上で故障を予防するための措置を講じるのが有効です。しかし、「定期的な点検をするのは面倒」「メンテナンスの専門知識を持つ担当者が社内にいない」などのお悩みを抱えているお客様も少なくありません。
 
そこでおすすめしたいのが、株式会社A&Cが提供するエアコンプレッサーのサブスクサービスです。
 
A&Cのサブスクサービスは、エアコンプレッサー本体を月額払いで利用できるだけでなく、定期的なメンテナンスが付帯しているので、常にベストコンディションでコンプレッサーを利用可能です。
 
また、契約更新時には最新のコンプレッサーに入れ替えて利用できるので、コンプレッサーの劣化に頭を悩ませることもありません。
 
さらに買うよりもお得に導入できるので、初期費用をおさえたいお客様だけでなく、エアコンプレッサーにかかるトータルコストをおさえたいお客様にもおすすめです。
 
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