クローコンプレッサーとは？原理・用途やおすすめ商品を紹介

エアコンプレッサーの空気圧縮方式の一つとして、クローコンプレッサーがあります。今回は、クローコンプレッサーの構造・原理や主な用途、メリット・デメリットについて解説していきます。

クローコンプレッサーとは？

クローコンプレッサーは、独特な形状のクロー（ツース）を動かすことで圧縮空気を生成するエアコンプレッサーです。ここからは、クローコンプレッサーの構造・原理と、主な用途について、詳細を解説していきます。

構造・原理

クローコンプレッサーの圧縮プロセスは、耐久性を考慮した二段圧縮方式を採用しています。吸込口から流入した空気を低圧側圧縮機で0.2MPa迄昇圧し圧縮空気をインタークーラーで冷却後高圧側本体にて上限圧迄昇圧します。また、ローターが非接触で回転するので、ローター同士の摩耗がなくベアリングの寿命により本体交換メンテになります。

主な用途

クローコンプレッサーは、高い気密性とオイルフリーで運用できることから、食品・飲料業界、製薬業界、電子機器製造など、クリーンな空気が求められる産業分野で使用されています。

クローコンプレッサーのメリット・デメリット

クローコンプレッサーのメリット・デメリットをまとめました。

メリット

クローコンプレッサーのメリットは、以下3つです。

・性能安定性とメンテナンス性が高い
クローコンプレッサーの最大の特長は、オスとメスのローターが物理的に接触せずに回転することで、摩耗を全く発生させない点にあります。二段圧縮方式を採用しており、低速回転で尚且つインタークーラーを経由するため吐出温度も低く耐久性に優れております。

・圧縮効率が高い
クローコンプレッサーのケーシング内部とローター表面に施される特殊コーティング処理が気密性を格段に高め、二段圧縮方式の採用により膨張した空気を冷却し高圧側本体で昇圧するため圧縮効率が向上し、同じ動力でより多くの圧縮空気を作りだします。

・オイルフリーのエアを供給できる
クローコンプレッサーは、オイルフリーのエアを供給可能です。そのため、高いエア品質が要求される場面でも使用できます。

デメリット

クローコンプレッサーのデメリットとして、以下のことが挙げられます。

・初期投資が高くなる
クローコンプレッサーの導入には、他のエアコンプレッサーと比較して大きな初期投資が必要です。たとえばA&Cが取り扱うクローコンプレッサーの価格は、400万円台からタイプによっては700万円を超えるものまであります。たしかに高品質・高効率でメンテナンス性に優れた点はメリットですが、二段圧縮方式を採用している為、どうしても高額になってしまいますが、大容量で安定したオイルフリーエアーを求めているお客様向きのコンプレッサーになります。

クローコンプレッサーおすすめ商品

ここからは、クローコンプレッサーのおすすめ商品を2つ紹介していきます。

アネスト岩田製・オイルフリークローコンプレッサー（定速制御）

アネスト岩田のクロー式コンプレッサーです。省エネ効果に優れたオイルフリーで高品質なエアを低コストで供給できるのが魅力の1つとなっています。本体故障による停止リスクを最小限に抑えた、長時間運転にも最適なモデルです。

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アネスト岩田製・オイルフリークローコンプレッサー（インバータ制御）

上記FRL-370BDと同様のクロー式コンプレッサーで、こちらはインバータ制御によるコンプレッサーになっています。

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クローコンプレッサーの購入を検討されている方へ

エネルギー効率と静音性に優れたクローコンプレッサーは、工場でのエア供給源として最もよく使われているエアコンプレッサーです。

株式会社A&Cサービスが運営する通販サイト「A&Cダイレクト」では、さまざまなクローコンプレッサーを取り扱っています。クローコンプレッサーについてもっとよく知りたいという方は、ぜひ「A&Cダイレクト」のサイトをご覧ください。

ご不明な点があれば、「お問い合わせフォーム」または「お電話」にてお問い合わせいただければ、当社のスタッフがすぐに対応いたします。

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