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2024/12/02
エアコンプレッサーを長持ちさせる方法
エアコンプレッサーを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。今回は、エアコンプレッサーを長持ちさせるために必要な6つのポイントについて詳しく解説します。
エアコンプレッサーを長持ちさせるためにやるべき6つのこと
エアコンプレッサーを長持ちさせるためには、以下6つのことが重要となります。
- コンプレッサーをきれいに保つ
- エアフィルターを定期的に清掃・交換する
- 潤滑油を定期的に補充する
- ドレン水を排出する
- 湿度の高い場所での使用を避ける
- 定期的な点検をする
コンプレッサーをきれいに保つ
エアコンプレッサーの寿命を延ばすために、定期的に清掃を行い、きれいな状態を保つことは不可欠です。コンプレッサーの表面やフィルターにほこりがたまると、冷却効果が減少します。冷却効果が低下すると、機器の内部温度が上昇し、過熱状態になることがあります。過熱状態になると、コンプレッサーのエネルギー消費が増え、部品が早く劣化します。特に、冷却フィンやヒートシンクのほこりが多いと、冷却が十分に行われず、温度管理が難しくなるでしょう。
清掃の頻度は環境によりさまざまですが、工場内や屋外でほこりや汚れが多い環境では、高頻度で清掃する必要があります。清掃する際には、エアブローやブラシを使ってほこりを取り除き、フィルターは水洗いをしたり、交換したりするようにしましょう。
吸込みフィルターを定期的に清掃・交換する
吸込みフィルターの定期的な清掃と交換は、エアコンプレッサーの性能を維持するために欠かせない作業です。フィルターが汚れて詰まってしまうと、空気の吸入量が減少し、コンプレッサーは設定された圧力を維持するために長時間動作する必要があります。この過剰な稼働は、エネルギーコストの増加だけでなく、機器の摩耗を早める原因となるでしょう。
また、フィルターの汚れは、コンプレッサーの内部部品にも悪影響を及ぼします。汚れたフィルターを通過する空気には微細な粒子が含まれており、これがベアリング等の内部部品に入り込むと、部品の劣化を加速させます。
これらの事象を防ぐためには、フィルターの清掃と交換が不可欠です。定期的にフィルターを点検し、汚れがひどい場合は即座に交換することが推奨されます。
潤滑油を定期的に補充する
給油式エアコンプレッサーの場合、寿命を延ばし、その性能を最大限に引き出すためには、潤滑油の定期的な補充と管理が欠かせません。潤滑油が不足すると、コンプレッサーの内部で摩擦が増加します。この摩擦が増えることで、内部が過熱状態になり、部品の摩耗が早まり、機械全体の劣化が進んでしまいます。最悪の場合、コンプレッサー全体の停止や重大な故障につながるかもしれません。理想としては、盆暮れにオイルの全量交換がおすすめです。
また、オイルサンプルを定期的にチェックすることも非常に有効です。オイルサンプルの分析を行うことで、潤滑油の劣化状態や汚染具合を早期に発見できるからです。
交換する際には潤滑油の品質も考慮しましょう。基本的にはメーカー指定の純正オイルを利用することが大事です。低品質の潤滑油を使用すると、潤滑効果が不十分であるだけでなく、逆に内部部品の劣化を促進するリスクがあります。
ドレン水を排出する
エアコンプレッサーの性能を維持し、長寿命を保つためには、ドレン水の定期的な排出も不可欠です。圧縮空気を生成する際、空気中の水分が凝縮してドレン水としてたまります。ドレン水を放置したままにすると、エアコンプレッサー内部の錆や腐食の原因となります。錆や腐食は、空気タンクや配管内部の劣化を早め、最終的には故障の原因となってしまうのです。
基本的には毎日ドレン水を排出し、機器内部を乾燥させることが推奨されます。特に、湿度の高い環境や季節では、ドレン水の発生量が増えるため、排出の頻度を高める必要があります。たとえば、梅雨時や夏場の高湿度の時期には、1日に2~3回程度の排出が必要になるかもしれません。なお、オイル式のドレン水は下水への垂れ流しはNGです。ドレン処理装置等で水と油を分離しての処理が必要になります。
湿度の高い場所での使用を避ける
湿度の高い場所での使用を避けることも重要です。湿度の高い環境では、空気中の水分が多くなり、先ほど解説したドレン水がたまるリスクが高まります。
湿度が高い季節や場所でエアコンプレッサーを使用する場合、エアドライヤーを使用して圧縮空気の湿度をコントロールするとよいでしょう。
さらに、エアコンプレッサーの設置場所も湿度管理において重要です。可能であれば、湿度の低い場所に設置して換気を良くすることで、周辺の空気の循環を促進できます。
定期的な点検をする
定期的な点検の実施も不可欠です。定期的な点検では、エアコンプレッサーの各部品が正常に機能しているかを確認します。先ほど解説したエアフィルター以外にも、冷却システムやドレンシステムの点検も欠かせません。
定期的な点検を実施する際には、専門の技術者による点検を受けることも検討しましょう。専門的な知識と経験を持つ技術者なら、細かな異常も発見できます。
エアコンプレッサーは何年くらい使える?
エアコンプレッサーの寿命は、使用環境やメンテナンス状況に大きく依存しますが、一般的に、適切に管理されたエアコンプレッサーは10年以上使用できることが多いでしょう。
なお、法定耐用年数としては、自動車整備業で15年、金属加工業で6年から10年とされています。背景として自動車整備業に比べると金属加工業では、エアコンプレッサーの使用が過酷な環境下で行われることが多いことが挙げられます。特に高温や粉塵の多い環境での使用は、コンプレッサーの部品に大きな負担をかけ、早期の劣化を招くことがあります。
もちろん法定耐用年数は寿命と同じではありませんが、寿命を考える上でのひとつの目安にできるでしょう。
いずれにせよ、先ほどあげたような適切なメンテナンスをしておけば、寿命を少しでも伸ばせることは間違いありません。
エアコンプレッサーはサブスクリプションもおすすめ
エアコンプレッサーを長持ちさせるためには、適切なメンテナンスが不可欠です。しかし、「定期的なメンテナンスは面倒!」「メンテナンスをしたくても、専門的な知識が乏しい!」とお悩みの方も少なくないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、株式会社A&Cが提供するエアコンプレッサーのサブスクサービスです。
A&Cのサブスクサービスは、エアコンプレッサー本体を月額払いで利用できるだけでなく、定期的なメンテナンスが付帯しているので、オイル交換も含めたメンテナンスを受けながら安心して運用可能です。また、契約更新時には最新機種のコンプレッサーに入れ替えて利用できるので、コンプレッサーの劣化に頭を悩ませることもありません。
さらに買うよりもお得に導入できるので、初期費用をおさえたい方だけでなく、エアコンプレッサーにかかるトータルコストをおさえたい事業者様にもおすすめです。
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