選定ポイント
2023/01/11
エアーコンプレッサーの馬力とは?計算方法は?
エアコンプレッサーを正しく選択するためには、利用する用途に適したエアコンプレッサーを選択する必要があります。新しいコンプレッサーを購入する際のポイントの1つとなるのが馬力です。今回はエアコンプレッサーの馬力について詳細を解説していきます。
馬力とは?1馬力は何kW?計算方法は?
馬力とは、ある重さの物体を、どれだけの時間をかけて、どれだけの距離を移動させたか表す仕事率のことで、コンプレッサーの性能を表す代表的な指標の1つです。蒸気機関を発明したことで知られるジェームス・ワット氏が、75ポンドの荷物を馬に引かせて、1分間で188フィート移動したことを実験で確認し、それを1馬力と定義しました。現在では、この仕事率をワット(W)で表すのが一般的で、1馬力は745.7Wとなります。
馬力の違いは何に影響する?
エアコンプレッサーの馬力は、主に以下3つのことに影響します。
- ●エアコンプレッサーが吐き出せる空気の圧力
- ●エアコンプレッサーが1分間に吐き出せる空気量
エアコンプレッサーが吐き出せる空気の圧力
馬力が大きいほどエアコンプレッサーから供給できる空気の圧力は大きくなります。空気の圧力はMPaの単位で表されます。圧力は、エア駆動装置に必要とされる圧力によって決められます。
エアコンプレッサーが1分間に吐き出せる空気量
馬力が大きいほどエアコンプレッサーが1分あたりに吐き出す空気の量は大きくなります。吐出し空気量を表す単位はL/minです。複数のエア駆動装置を同時に作動させたい場合は、吐出し空気量をより大きくする必要があります。また、同じ馬力、同じ圧力の場合、オイルフリー式の方がオイル式よりも吐出し空気量が小さくなります。
A&Cダイレクトが扱うコンプレッサーを馬力ごとに紹介
各馬力・kwと、用途例、エアガン(140L/min)を使用する際の目安を一覧でまとめました。
馬力 | kW | 用途例 | エアガン使用時の目安(同時連続運転) | |||
1馬力未満 | 0.2~0.4kW |
|
待ちながらの作業
*連続運転不可 |
|||
1馬力 | 0.75kW |
|
待ちながらの作業
*連続運転不可 |
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64L/min~ | ||||||
2馬力 | 1.5kW |
|
1丁 | |||
130L/min~ | ||||||
3馬力 | 2.2kW |
|
2丁
*同時に使うと 待ちながらの作業に |
|||
235L/min~ | ||||||
5馬力 | 3.7kW |
|
2~3丁 | |||
345L/min~ | ||||||
7.5馬力 | 5.5kW |
|
4丁 | |||
560L/min~ | ||||||
10馬力 | 7.5kW |
|
5丁 | |||
690L/min~ | ||||||
15馬力 | 11kW |
|
7丁 | |||
1035L/min~ | ||||||
20馬力(15kW)以上 | 20馬力(15kW)のオイルフリーコンプレッサー |
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