スクリュー式エアコンプレッサー

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2023/03/15

スクリューコンプレッサーとは?原理・用途やおすすめ商品を紹介

エアコンプレッサーの空気圧縮方式として代表的なものの一つが、スクリューコンプレッサーです。今回は、スクリューコンプレッサーの構造・原理や主な用途、メリット・デメリットについて解説していきます。

 

スクリューコンプレッサーとは?

スクリューコンプレッサーとは、文字どおりスクリューを回転させることによって圧縮空気を生み出して送り出す空気圧縮装置です。ここからは、スクリューコンプレッサーの構造・原理と、主な用途について、詳細を解説していきます。
 
 

構造・原理

スクリューコンプレッサーは、軸上に配置された2つの螺旋状のローターによって空気を圧縮するタイプのエアコンプレッサーです。1つのローターは固定されており、もう1つのローターは回転することで空気を圧縮できるようになっています。ローターが回転すると圧縮室の容積が変化し、その容積変化によって圧縮空気を生み出せるようになっています。ローターは単純な回転運動をするため機器の動バランスが取りやすく、高速回転が可能です。その結果として、スクリューコンプレッサーは小型でありながらも高圧の空気を効率よく送り出せるようになっています。また、連続運転に適していて、安定した空気供給が必要な場合に有効です。
 
 

主な用途

スクリューコンプレッサーは高圧の空気を生成できるので、工場で供給されるエアとしてよく使われています。たとえば、以下のような用途が挙げられます。
 

  • ● 工場における空気圧工具の動力源
  • ● 自動生産ラインの計装用
  • ● レーザー加工機や工作機械などの動力源

 
 

スクリューコンプレッサーのメリット・デメリット

メリット・デメリット
スクリューコンプレッサーのメリット・デメリットをまとめました。
 
 

メリット

スクリューコンプレッサーのメリットは、以下2つです。
 

● エネルギー効率に優れている

スクリューコンプレッサーは、レシプロ式に比べてエネルギー効率が優れていて小さなインプットで大きな出力(空気量)を実現できます。その分だけ出力(馬力)も大きくできるので、15kW(20馬力)を超えるような大きな出力のコンプレッサーを選定したいときに適した圧縮方式です。
 

● 騒音や振動が比較的小さい

スクリューコンプレッサーは、ピストンによって空気を圧縮するレシプロ式に比べると騒音や振動が小さいという特徴があります。レシプロ式の騒音レベルが約80dB以上になることもあるのに対して、スクリューコンプレッサーの騒音レベルは60~65dB程度です。
 
 

デメリット

スクリューコンプレッサーのデメリットは、以下2つです。
 

● レシプロ式に比べてイニシャルコストが高額

スクリューコンプレッサーはレシプロ式に比べるとコストが高いため、初期投資が必要になります。同じ出力でレシプロ式とスクリューコンプレッサーを比較すると、価格は1.5倍程度になります。レシプロ式でも対応可能な低い出力範囲で利用したいときには、コストの点で注意が必要です。
 

● レシプロ式に比べてメンテナンスコストが高額

給油式スクリューコンプレッサーのメンテナンスでは、レシプロ式でも必要となる吸い込みフィルタの清掃・交換、オイルの充填・交換に加えて、オイルフィルタの交換や電磁弁の交換などが必要となります。また、オイルも高価な合成油を必要とするので、その分だけレシプロ式よりも手間とコストがかかってしまいます。

 
 

スクリューコンプレッサーおすすめ商品

ここからは、スクリューコンプレッサーのおすすめ商品を5つ紹介していきます。
 
 

タンクマウント式スクリューコンプレッサー

タンクマウント式スクリューコンプレッサー

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 LRST-1501
定格出力 15kW
制御圧力 0.83~1.0MPa
吐出空気量 2.0m3/min
質量 340kg
騒音値 65dB(A)
  • ● 国内初のタンクマウントタイプで省スペース
  • ● 高温耐性の向上で45℃環境での運転に対応
  • ● インバータ制御で省エネ運転

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スクリューコンプレッサー(定速制御)

スクリューコンプレッサー(定速制御)

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 LRS-150BD
定格出力 15kW
制御圧力 0.6~0.7MPa
吐出空気量 2.6m3/min
質量 630kg
騒音値 62dB(A)
  • ● ドライヤ一体型の定番モデル
  • ● 高温耐性の向上で45℃環境での運転に対応
  • ● 従来機に比べ設置面積30%縮小

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スクリューコンプレッサー(インバータ制御)

スクリューコンプレッサー(インバータ制御)

製造元 アネスト岩田(株)
メーカー型式 LRSV-150BD
定格出力 15kW
制御圧力 0.45~0.65MPa
吐出空気量 2.6m3/min
質量 490kg
騒音値 62dB(A)
  • ● ドライヤ一体型の定番モデル
  • ● 高温耐性の向上で45℃環境での運転に対応
  • ● 従来機に比べ設置面積30%縮小
  • ● インバータ制御で省エネ運転

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屋外設置型スクリューコンプレッサー(定速制御)

屋外設置型スクリューコンプレッサー(定速制御)

製造元 北越工業(株)
メーカー型式 SMS15ERD
定格出力 15kW
制御圧力 0.7MPa
吐出空気量 2.65m3/min
質量 485kg
  • ● ドライヤ一体型の定番モデル
  • ● 高温耐性の向上で45℃環境での運転に対応
  • ● 設置コスト大幅削減

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屋外設置型スクリューコンプレッサー(定速制御)

屋外設置型スクリューコンプレッサー(定速制御)

製造元 北越工業(株)
メーカー型式 SMS15EVD
定格出力 15kW
制御圧力 0.5~0.85MPa
吐出空気量 3.0~2.35m3/min
質量 500kg
  • ● ドライヤ一体型の定番モデル
  • ● 高温耐性の向上で45℃環境での運転に対応
  • ● 設置コスト大幅削減
  • ● IPMモータ搭載で高効率運転
  • ● インバータ制御で省エネ運転

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スクリューコンプレッサーの購入を検討されている方へ

A&Cダイレクト

 

エネルギー効率と静音性に優れたスクリューコンプレッサーは、工場でのエア供給源として最もよく使われているエアコンプレッサーです。株式会社A&Cサービスが運営する通販サイト「A&Cダイレクト」では、60種類以上のスクリューコンプレッサーを取り扱っていています。スクリューコンプレッサー選びでお困りの方は、ぜひ「A&Cダイレクト」のサイトをご覧ください。ご不明な点があれば、「お問い合わせフォーム」または「お電話」にてお問い合わせいただければ、当社のスタッフがすぐに対応いたします。

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