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2023/03/23
エアコンプレッサーを屋外設置するメリット【屋外設置のおすすめ3選】
エアコンプレッサーを設置する場所は屋内・屋外とありますが、設置場所によって得られるメリットやエアコンプレッサーの選定基準が異なってきます。今回はエアコンプレッサーを屋外設置する際のメリットを解説し、屋外設置におすすめできるエアコンプレッサーそ紹介していきます。
目次
エアコンプレッサーを屋外に設置するメリット
エアコンプレッサーを屋外に設置するメリットとして、以下5つのことが挙げられます。
- ● 屋内の作業環境を快適にできる
- ● 屋内のスペースを有効活用できる
- ● コンプレッサー本来の性能を発揮できる
- ● 設置コストを大幅に削減できる
- ● メンテナンス時に作業しやすい
屋内の作業環境を快適にできる
屋外でエアコンプレッサーを使うと、コンプレッサーの内部で発生する熱や振動、騒音をそのまま屋外に逃がせるので、屋内の作業環境を快適に保てるようになります。また、エアコンプレッサーの排気ガスによる作業場の環境汚染を防げます。
屋内のスペースを有効活用できる
屋外への設置は、屋内に比べると設置場所の制限が少なく、設置面積や天井高さの制限も緩和されるため、屋内のスペースを有効活用できます。工場内にある設備のレイアウトを変えるときも、コンプレッサーが屋外に設置されていればコンプレッサーの配置に悩むこともありません。
コンプレッサー本来の性能を発揮できる
屋外設置ならコンプレッサー本来の性能が発揮できる場所を選んで設置可能です。たとえば、ホコリの少ない場所や涼しい場所を選んで設置することも屋内よりも容易になります。屋外の空気は一般的に屋内よりも冷えているので、単位体積あたりの空気量が増えて圧縮効率を高める効果も期待できます。
設置コストを大幅に削減できる
屋外設置の場合、屋内設置に必要となるコンプレッサー室の用意や、ダクトや換気扇の配置が不要になるので、設置コストを大幅に削減できます。また、屋外設置だと屋内設置よりも設備の搬入から設置までが容易になるので、建設工事や設備工事などの費用負担を減らせます。
メンテナンス時に作業しやすい
屋外設置だと清掃やオイル交換などのメンテナンス作業も容易になります。メンテナンスが容易になれば、こまめにメンテナンスを実施できるようになり、結果として長期間に渡ってコンプレッサーを利用できることにつながります。
屋外設置するエアコンプレッサーを選ぶポイント
屋外に設置するエアコンプレッサーを選ぶポイントには以下のようなものがあります。
- ● 耐候性能
- ● 防音性能
- ● メンテナンス性
- ● 供給できる空気量や圧力
耐候性能
屋外だと風雨や紫外線などの影響を受けて、塗装の剥がれやサビを生じる可能性が高くなるので、屋外設置するエアコンプレッサーには耐候性能が求められます。
また、雨水の侵入を食い止めたり、別の場所に逃したりする防雨構造や、電装品に対する防水ガードが施されている機器を選ぶことも重要です。
屋外設置を前提にコンプレッサーを選定する際には、屋外設置での利用実績を確認するようにしましょう。
防音性能
屋外設置型のエアコンプレッサーは、防音性能も求められます。屋内設置の場合は騒音が作業場だけの問題にとどめられますが、屋外に設置すると騒音が事業所外の近隣にまで影響を及ぼしてしまうからです。屋外で利用する際には防音性能に優れた圧縮方式のコンプレッサーを選んだり、専用の防音対策をしたりするようにしましょう。
メンテナンス性
エアコンプレッサーのメンテナンスは、正常な稼働に必要不可欠な作業です。特に雨風にさらされる屋外では、こまめなメンテナンスが欠かせません。フィルターやオイルの交換などのメンテナンスが簡単にできる製品を選べばメンテナンスの負担を軽減でき、屋外利用であっても長く安定して利用することにつながります。
供給できる空気量や圧力
屋外に設置することが優先であったも、エアコンプレッサーの基本的な性能である供給できる空気量や圧力をおろそかにはできません。使用するツールが必要とする空気量や圧力を確認して、十分にカバーできるスペックのエアコンプレッサーを選定するようにしましょう。
屋外設置に適したエアコンプレッサーおすすめ3選
屋外設置に適したエアコンプレッサーは、以下3つです。
- ● 屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(二位置制御仕様)SMS-Sシリーズ
- ● 屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(レギュレータ制御仕様)SMS-Rシリーズ
- ● 屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(インバータ制御仕様)SMS-Vシリーズ
屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(二位置制御仕様)SMS-Sシリーズ
製造元 | 北越工業(株) | |
---|---|---|
メーカー型式 | SMS37ESD | |
定格出力 | 37kW | |
制御圧力 | 0.7MPa | |
吐出空気量 | 6.9m3/min | |
寸法 | 1840×960×1630mm | |
質量 | 1100kg |
吸入空気量を開閉の二段階で制御する屋外設置型エアコンプレッサーです。電装品にはIP44(※)に相当する防水ガードを施してあり、ボンネットにもIP23(※)に相当する構造を設けてあります。正面ドアをフレームよりも下に設置し、独自のシールラバーを取り付けたり、雨水が抜ける構造を採用したりするなど、屋外設置に適した防雨対策が施されています。
冷却風の流れをスムーズにし、独自の吸排気ダクト構造や特殊吸音材を採用することで、騒音レベルは58dB(A)と静かな運転音を実現しています。
オイルレベルゲージの視認性に優れていて、内部を清掃しやすい構造を採用しているので、日々のメンテナンスもラクラクです
(※)IP44は全方向からの飛散水を保護、IP23は15°の範囲で落下する水滴を保護すること示す等級です。
屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(レギュレータ制御仕様)SMS-Rシリーズ
製造元 | 北越工業(株) | |
---|---|---|
メーカー型式 | SMS37ERD | |
定格出力 | 37kW | |
制御圧力 | 0.7MPa | |
吐出空気量 | 6.9m3/min | |
寸法 | 1840×960×1630mm | |
質量 | 1100kg |
吸入空気量を0~100%まで無段階で調整可能なレギュレータ制御タイプの屋外設置型エアコンプレッサーです。SMS-Sシリーズと同様の防雨構造、騒音レベル、メンテナンス性となっています。
屋外設置型給油式スクリューコンプレッサ(インバータ制御仕様)SMS-Vシリーズ
製造元 | 北越工業(株) | |
---|---|---|
メーカー型式 | SMS37EVD | |
定格出力 | 37kW | |
制御圧力 | 0.5~0.9MPa | |
吐出空気量 | 7.65~6.2m3/min | |
寸法 | 1840×960×1630mm | |
質量 | 945kg |
吸入空気量を0~100%まで無段階で調整可能なレギュレータ制御タイプの屋外設置型エアコンプレッサーです。SMS-Sシリーズと同様の防雨構造、騒音レベル、メンテナンス性となっています。
まとめ
エアコンプレッサーの屋外設置にはさまざまなメリットがある一方で、選定するコンプレッサーは屋外設置に適したものにする必要があります。株式会社A&Cサービスが運営する通販サイト「A&Cダイレクト」では、屋外設置に適したエアコンプレッサーを多数ご用意ししています。選定にお悩みの方は、ぜひ「A&Cダイレクト」のサイトをご覧ください。ご不明な点があれば、「お問い合わせフォーム」または「お電話」にてお問い合わせいただければ、当社のスタッフがすぐに対応いたします。