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2023/08/22

エアコンプレッサーが故障?動かない原因は?

エアコンプレッサーは、工場業現場での作業に欠かせない重要な機器ですが、長期間の使用や環境の変化により、故障のリスクが高まることがあります。今回は、エアコンプレッサーの故障に関して詳しく解説していきます。

 

エアコンプレッサーが故障するとどうなる?

エアコンプレッサーが故障するとどうなる?

エアコンプレッサーの代表的な故障シグナルを、挙げてみます。

 

  • 圧縮機本体の異音:エアコンプレッサーの部品の摩耗や破損によって、異音が発生します。たとえば、ベルトからの異音やベアリングの摩耗による異音などです。異音は明確な故障シグナルなので、放置するとエアコンプレッサーが突然動かなくなるなどの要因となります。
  • ベルトの焼けた匂い:ベルトの張りが不適切であったり、摩耗が進行していたりすると、ベルトの焼けた匂いがすることがあります。
  • 吐出温度の異常:エアコンプレッサーの吐出温度に異常が生じる原因として、冷却システムの不具合やオイルの不足、フィルターの詰まりなどが考えられます。スクリューコンプレッサーの場合は、吸い込み温度が高いことで吐出温度の異常を起こすことがあります。
  • エアー内の水の発生:冷却不足やドレンの排出不良が原因で、圧縮空気中に水分が混入することが考えられます。
  • 異常振動:基盤の固定不良や部品の破損・ずれなどが原因で、異常な振動が発生することがあります。
  • 圧力上昇の遅れ:圧力上昇が通常よりも遅い場合は、エアリークやバルブの不具合、フィルターの詰まりなどが考えられます。
  • オイル消費の増加:オイルが通常よりも早く消費される場合は、シールの摩耗やオイルの質の低下、オイル漏れなどが考えられます。

 

エアコンプレッサーは輸送や動力伝達を容易にするための重要な役割を果たしています。エアコンプレッサーが故障してその機能が停止すると、生産ラインの遅延や機械の故障など、さまざまな問題が発生する可能性があります。ですので、これらの故障が起きたら速やかに対処する必要があります。

 

エアコンプレッサーが故障する原因は?

エアコンプレッサーが故障する原因は?

エアコンプレッサーが故障する原因として、以下3つが挙げられます。

 

  • ゴミが詰まっている
  • 冷媒が漏れている
  • コンプレッサーが劣化している

 

ゴミが詰まっている

ゴミがフィルターに絡むと、フィルターが目詰まりを起こしてしまい、圧力が上がらなくなったり、吐出空気量が減ったりしてしまいます。工場の中や屋外では、鉄粉、石粉、研磨粉、木屑などが飛来しているので、これらがフィルターの目詰まりの原因になります。

 

冷媒が漏れている

コンプレッサーには、集めた熱を圧縮して、熱を放出しやすい温度に調節する冷媒があります。冷媒が、配管工事での工事不備や溶接不良などの影響で外気に漏れてしまうと、内部のオイルも一緒に漏れてしまいます。オイルが漏れると、コンプレッサー内のオイルが不足してしまい通常よりも大きな摩擦が生じるので、コンプレッサーの故障リスクを高めてしまうでしょう。

 

コンプレッサーが劣化している

コンプレッサーが劣化すると、故障の原因になります。コンプレッサーの寿命は約10年なので、少なくとも10年ごとの部品交換やメンテナンスが推奨されます。また、吸い込み空気の温度が高くて潤滑油の劣化が早まる環境で使っている場合や、エアコンプレッサー同士を近づけて運転している場合は、温度影響により劣化が早くなります。

 

エアコンプレッサーの故障を招きやすい環境は?

エアコンプレッサーの故障を招きやすい環境は?

コンプレッサーの故障を招く使用環境として、代表的なものを以下に挙げます。

 

  • 工場内の室温が40度以上になっている:吸い込み空気の温度が40度以上になると潤滑油の劣化が早まり、故障リスクを高めてしまいます。
  • ゴミ(鉄粉・石粉・研磨粉・木屑など)が多い:ゴミが多いとフィルターの目詰まりによる性能が低下したり、圧縮機内部の部品が破損する原因になります。
  • オイル量の不足:オイルが不足すると、部品の摩擦や摩耗を促進するので、コンプレッサーの故障を招きやすくなります。
  • 腐食性のガスが滞留している:コンプレッサーの寿命低下の原因になります。
  • コンプレッサー同士を近づけて運転させている:コンプレッサー同士が運転する際の熱の影響を相互に受けるので、寿命が短くなる可能性が高くなります。
  • 工場内の温度が0度以下になっている:0度以外になるとドレンが凍結してしまうので、コンプレッサーの内部で動作不良が発生してしまいます。

 

上記6つのうち1つでも当てはまると故障リスクのある使用環境で、当てはまる数が多いほど故障リスクが高い状態となります。このような環境にある場合は、是正するすることで故障リスクを低減できます。

 

エアコンプレッサーの故障を防ぐには?

エアコンプレッサーの故障を防ぐには?

エアコンプレッサーの故障を防ぐには、設置環境を改善することが基本ではあるものの、日常的にも気をつけるべきポイントがいくつかあります。

 

  • 定期的な清掃を実施する
  • 室外機に保護カバーを設置する
  • 運転時間を適切に管理する

 

定期的な清掃を実施する

ここまで解説してきたように、エアフィルターの詰まりは、コンプレッサーの主な故障の一因となっています。たとえば、工場だとプラスチックや金属の細片が、フィルターに蓄積しやすい環境が多く見られます。そのため、定期的な目視による確認と、月に1回程度のフィルター清掃を実施するようにしましょう。

 

室外機に保護カバーを設置する

室外機に保護カバーを設置することで、外部からの不純物の侵入を防ぐだけでなく、天候からの影響も軽減できます。

 

運転時間を適切に管理する

長時間の連続運転は、故障のリスクを増加させる可能性があります。エアコンプレッサーは、一度運転を開始するとほぼ休みなく動き続けるからです。しかし、少しでも寿命を長くするには、定期的に電源を落として運転を休止する時間を設けることも大事です。

 

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