飲料製造におけるエアコンプレッサーの用途
飲料製造におけるエアコンプレッサーの主な用途として、以下4つが挙げられます。
・充填機(エアシリンダー、ピストンなど)
・エアガン(エアダスター、水の吹き飛ばしなど)
・洗浄機工程前の乾燥
・キャッパー(打栓機など)
充填機
圧縮エアの力でシリンダーやピストンの上下運動を制御したり、充填ノズルの開閉や充填をコントロールしたりするのに使われます。
エアガン
洗浄した瓶や容器についた水分の除去などで使われます。
洗浄機工程前の乾燥
洗浄機に瓶を入れる際に、整列させたり回転させたりするのにエア駆動のシリンダーが必要で、そのシリンダーを駆動させるために圧縮空気が使われます。
キャッパー
瓶や容器に液体を充填させて、キャップをして密封する際に、エア駆動のシリンダーが必要で、そのシリンダーを駆動させるために圧縮空気が使われます。
飲料製造におけるエアコンプレッサー選定のポイント
飲料製造におけるエアコンプレッサーの選定ポイントとして、以下4つが挙げられます。
・エアの品質
・ドライエア
・騒音・振動
・耐久性
飲料や飲料の容器は直接人の口に触れるものなので、クリーンな圧縮空気を使う必要があります。オイルフリーコンプレッサーにすれば、圧縮空気やドレンに油分を含むことがありません。さらに、TUV(テュフ)のClass 0(クラスゼロ)やFSS22000など、飲料や飲料用途で用いるための国際規格に準拠したエアコンプレッサーを導入するのがおすすめです。
さらにエアをドライに保つことで、ドレン対策にもなります。ドレン対策をしないと、ドレン水が機械に入り込んで故障の原因になったり、製品にかかってしまったりするなどのトラブルを起こすからです。エアドライヤーを用いることで、ドレン水の問題を解決可能です。
長時間の稼働や早朝からの稼働が考えられる場合には騒音にも配慮しましょう。エアコンプレッサーの中には静音タイプのものも多数あるので、騒音への配慮が必要な場面ではそうした静音タイプのものが選択肢の1つになるでしょう。
また、飲料製造では製造ラインを簡単に止めるわけにはいかないので、耐久性も重要になります。市場で長年実績のあるメーカーを選定しておけば、このようなリスクを最小限にすることが可能です。
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